最先端・次世代看護学は,“最も進んだ,近未来の看護学”である.現代看護学の限界に気づき,新たな分野ができ,時代とともに新たな常識が生まれる.今後,どのような時代が到来するか予測はつかない.折しも,未曽有のコロナ禍や自然災害は,医学的な事象の範疇を越えて,ひとの生に対する捉え方の変化という根源的で哲学的なパラダイムシフトを引き起こした.常に時代は動いているので,看護学も人間もアップデートし,再起動しなければならない.
最先端・次世代看護学は,1日にして成らず! 看護学の進歩・発展は,一朝一夕には叶わない.医療がますます高度化・複雑化する中で,看護学に携わるすべての者はこの動向に応え,未来の看護学をいかに創造するかを問い,それを実現させる地道な努力を続けなければならない.
法橋研究室は,家族看護学と小児看護学の世界におけるフロントランナーである.国際的に通用する家族看護と小児看護学を先導する研究者の輩出を目指している.日本の科学研究には,独創性が乏しいという批判がある.最先端・次世代看護学は,独創的な研究から生まれるので,世界に冠たる研究を牽引する研究者を養成することが必要である.私達と一緒に家族看護学と小児看護学のエビデンスを探求しよう!